2018年07月29日

日本口臭学会第9回学術大会(長野県塩尻市)に参加

7月29日(日)午前に長野県塩尻市広丘郷原の松本歯科大学 本館7階講堂で行われた

日本口臭学会 第9回 学術大会
 テーマ:口臭症患者のNBMを考える


に参加してきました。

塩尻を訪れたのは初めてで、この日は台風の影響が危ぶまれました。
しかし、台風が西へ離れ、前日は小雨、日曜は雨も降らず予定通り参加できました。

聴講したのは一般演題2題と教育講演。

一般演題は、

・ 高齢者の口腔の健康維持・増進への乳酸菌配合タブレットの継続摂取の効果−ランダム化二重盲検プラセボ対照クロスオーバー試験−


・ イヌ歯周炎に対する抗菌薬による歯肉および口臭への影響

教育講演は

・「歯科領域での心理療法〜力動的な観点から〜」
   演者:平島 奈津子 先生

平島先生は国際医療福祉大学三田病院精神科教授で、精神分析的(精神力動的)心理療法がご専門。

以下、内容の抜粋。


心理療法とカウンセリング

心理療法(精神療法)
・治療である
・言葉を介している
・非言語的な交流も活かす
・コミュニケーション(相互交流)である

心理療法は治療 カウンセリングは治療ではない

患者が自分たちの言葉をどう受け止めているかを一緒に話したり、誤解を解いたり、患者から教えられたりする

心理療法
・意識の表層から深層(無意識)まで幅広い問題を扱う
・必要な訓練と教育を受けた職業的専門家が行う治療である

カウンセリング
・職業指導運動から生まれた(就職など)
・意識に近い問題を対象とする
・治療ではない


心理療法とカウンセリングの共通点
・一定の設定の元で言語的交流を主として行われる
・来談者の主体性や自発性を重んじる
・アドバイスは原則としてしないで、来談者が自分自身で答えを見つけられるように援助する
・傾聴・需要・共感の要素を用いる ※占いとは違う


口臭患者の治療動機を探るための質問
・ 患者は「口臭」の原因をどのように考えているのか?
・ 患者が「口臭」が心理的な要因だと考えている場合、何科で、どのような治療を受けていたいのか?
・ 治療を受けるとして、患者の心配は何か?
   ↓
 治療動機の強さは、治療目標の設定や治療成果やドロップアウト率にも関わってくる

教育講演のあと総会に出席。例年紛糾しますが、今回は淡々と進行。
ただ、会長の進行の手際が悪いのが、ちょっと気になりました。

予定より早く終わったので、塩尻駅の立ち食い蕎麦でざるそばを食べ、電車を1時間繰り上げて15時前には四日市に戻りました。

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会場となった、松本歯科大学
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開演5分前の会場内
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塩尻駅
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posted by 院長 at 12:00| 院長とスタッフの研修